スキャンダルの帝王ジェームス三木の脚本に挑戦!
昭和53年の百恵・友和のお盆映画が決まった。
題名は「ふりむけば愛」
「ふりむけば愛」
「は?なにそれ・・・」
と思ったファンは多かったに違いない。
山口百恵・三浦友和のゴールデンカップルによる映画はこれまで7作品公開されたが、それらは全て、文芸作品の映画化あるいは過去に何度か映画化された名作のリメイクだった。
つまり、誰もが知っている有名な作品を百恵と友和で撮ってきたのだ。
ところが、百恵・友和映画第8弾の「ふりむけば愛」
文芸作品でもなければリメイクでもない。
ジェームス三木による完全オリジナル脚本なのだ。
ん?ジェームス三木?
ジェームス三木と言えば、そう。
女性173人と関係を持ち、それぞれの女性の「器」について事細かに採点や批評を付け記録した女性遍歴ノートなるものを書き留め、それを当時の妻であった山下典子に暴露され20世紀最大のスキャンダルを巻き起こした、あの男だ。
だが、誤解しないでもらいたい。
このジェームス三木という人物。
決して、特異な性癖を持っている男というだけではないのだ。
視聴率55%を記録した連続テレビ小説『澪つくし』
平均視聴率39.7%という大河ドラマ史上1位の記録を出した『独眼竜政宗』
これらはみなジェームス三木が手掛けた脚本だ。
つまりはジェームス三木は希代の天才作家というわけなのだ。
東宝は、ジェームス三木の才能に賭けた。
ドル箱に定着した百友映画
山口百恵と三浦友和の共演ともなればヒットすることは間違いない。
はずすことがない文芸モノやすでに定評がある過去の名作でなくとも客は呼べる。
だとしたら、マンネリ化が生じる前に、百友映画≠ノ新しい風を入れよう。
おそらくは、そういう判断だったのであろう。
類まれなる性癖を持ってはいるが、爆発的なヒットメーカーでもあるジェームス三木。
この男が書いた「ふりむけば愛」で新しい百友映画≠作る。
そしてジェームス三木が選んだ舞台はサンフランシスコ
ジェームス三木の脚本だ。
三浦友和がいままでのような誠実な青年のはずがない。
山口百恵も可憐な少女のわけがない
そして、二人の絡みも過激なものが予想される。
山口百恵と三浦友和は新境地を開く覚悟でサンフランシスコに飛んだ・・・
パソコン、スマホ、テレビに対応しています。
⇒「U-NEXT無料トライアル」
* 体験申し込み時に決済方法の選択(クレジットカード、キャリア決済、楽天ペイなど)は必要ですが、31日以内に解約すれば支払いはありません。完全無料です。とはいえ、U-NEXTは他の動画配信サービスよりも作品数が豊富なので、映画・ドラマ好きな方は体験期間終了後に本契約するのもいいと思います。なお、キャリア決済を選択される場合はスマホからの申し込みが必要です。
詳しくは⇒「無料トライアルの申し込み&解約方法」
ツイート
関連ページ
- 山口百恵・三浦友和の餅つきに警官出動?!
- 正月の東宝映画「霧の旗」のヒット祈願として主演の山口百恵と共演者の三浦友和による餅つき大会が新宿で開催された。しかし、新宿の予想を上回る数のファンが殺到し人命に危険が生じたため四谷署から警官が出動。餅つき大会は僅か3分で中止となった。
- 大阪梅田コマで百恵ちゃん祭り?!
- 昭和53年1月。百恵ちゃん祭りが大阪梅田コマで開催された。山口百恵見たさに大量の大阪人が集まった。大阪百恵ちゃん祭りは大盛況に終わったが、大阪での開催は1度きりだった。
- 大島渚を殴った野坂昭如に歯を磨かせた山口百恵
- 「火垂るの墓」や「おもちゃのチャチャチャ」そして大島渚を殴ったことで有名な野坂昭如は戦争が終わってから歯を磨いたことがなかった。しかし、テレビで山口百恵と共演することとなり、野坂昭如は33年の時を経て歯を磨いたのだ。
- 伊藤博文の妻・梅子を演じた山口百恵
- 明治維新の立役者であり初代内閣総理大臣となった伊藤博文とその妻・梅子の生涯を描いたTBSドラマ「風が燃えた」で伊藤博文の青年時代を三浦友和が、そして妻梅子を山口百恵が演じた。ドラマは驚異的な視聴率を叩きだした。
- 「風が燃えた」のあらすじ
- 近代日本黎明期に活躍した初代内閣総理大臣伊藤博文の、松下村塾入門から暗殺までの生涯を描いたドラマ「風が燃えた」。伊藤博文の青年期「俊輔」を三浦友和が、そしてその妻・梅子を山口百恵が演じた。後半の壮年期は平幹二朗と三田佳子。超豪華キャストによる圧巻のドラマだ。
- 萩本欽一がスター誕生を辞めた時・・・
- 歌手山口百恵の原点「スター誕生」。その番組の司会を務めていた欽ちゃん≠アと萩本欽一が降板した。スタ誕内でお別れ会が開催された。森昌子、桜田淳子ら卒業生が一堂に集まった。そこで、泣かない女≠ニ呼ばれた山口百恵が涙したのだ。
- 「ふりむけば愛」のあらすじ
- ジェームス三木書下ろしの映画「ふりむけば愛」。平凡に生きてきた石黒杏子(山口百恵)とサンフランシスコで自由奔放に生きる田丸哲夫(三浦友和)が出会い恋に落ちていくというラブストーリーだ。百友映画では珍しくハッピーエンドとなっている。
- 親友アン・ルイスとアメリカへ
- 「六本木心中」「あゝ無情」などでロックの女王に君臨したアン・ルイス。山口百恵の芸能界における唯一の親友だった。引退後の山口百恵がアン・ルイスの「ラ・セゾン」の作詞をしたことでも二人の友情は有名だ。そんな二人が仕事を休んでアメリカに旅行に行った。
- 作詞家「横須賀恵」の処女作「銀色のジプシー」を百恵ちゃん祭りで披露
- 第4回百恵ちゃん祭りで山口百恵は選曲、衣装選び、構成などの舞台作りにも積極的に参加した。また「横須賀恵」として初めて作詞した「銀色のジプシー」を舞台で歌った。山口百恵は本物のアーティストに進化していったのだ。
- 山口百恵詐欺事件の犯人は今・・・
- 東京目黒の交通安全運動に「山口百恵が出る」という嘘の情報が流れた。ニセ情報を信じた山口百恵ファンが一斉に目黒に集まった。目黒署は対応に追われた。山口百恵にまつわる怪情報は社会を大混乱に陥らせるほどの影響力を持っていたのだ。
- 山口百恵が未婚の母に・・・
- TBSドラマ「人はそれをスキャンダルという」で山口百恵が未婚の母を演じることになった。相手役は永島敏行。さらには、夏夕介、篠田三郎。様々ま男性との出会いと別れを繰り返しながら、一人息子を育てていく女性の波乱万丈の物語だ。
- 「人はそれをスキャンダルという」のあらすじ
- 山口百恵演じる小野寺信子は父の死後、異母妹に振回されたり、ある男性の子供を妊娠するも結婚はせず未婚の母となるなど波乱万丈の人生を送るようになった。「人はそれをスキャンダル」は山口百恵にとって初めて挑戦するジャンルのドラマだった。
- 若い頃の浅丘ルリ子が演じた『執炎』(しゅうえん)きよのを山口百恵が
- 若い頃の浅丘ルリ子が演じた『執炎』(しゅうえん)の「久坂きよの」を山口百恵が演じることになった。相手役は三浦友和で映画タイトルも「炎の舞」と変わった。大女優・浅丘ルリ子でもヒットしなかった同映画に山口百恵が挑戦したのだ。
- 「炎の舞」のあらすじ
- 山口百恵・三浦友和の主演映画「炎の舞」。出征した夫・拓治(三浦友和)への執念にも似た愛情が爆発し能面をつけて踊り狂う妻きよの(山口百恵)。やがて拓治は戦死し、それを知ったきよのも海に入り自らその命を絶った・・・
- 「プレイバックPart2」で山口百恵が紅白歌合戦史上最年少のトリに!
- 山口百恵が19歳でNHK紅白歌合戦のトリを務めた。ベテラン大物演歌歌手だけがトリを務めていた当時の紅白では異例中の異例。しかも史上最年少記録だ。歌は「プレイバックPart2」。山口百恵は日本歌謡界の歴史を変えたのだ。