山口百恵、桜田淳子、森昌子の花のトリオが涙の解散コンサート

昭和５２年３月２７日。

花のトリオに解散の時がやってきた。

４年前、花の中３トリオとして日本中を熱狂の渦に巻き込んだ山口百恵、桜田淳子、森昌子が高校を卒業し、学生ではなくなる。

これを一つの区切りと捉え、ひとりひとりが独自の道を歩み始めようと決意した。

デビュー当初は、よく間違われていた３人（特に百恵と淳子）ではあったが、既にそれぞれのキャラクターもはっきり確立されており、もう��トリオ�≠ﾆいう括りには収まらなくなっていたのだ。

「3人の全てを出し尽くしたい」

日本武道館で最初で最後の3人揃ってのコンサート開催が決まった。

百恵、淳子、昌子の3人はそれぞれ多忙なスケジュールを調整して、解散コンサートに向けての準備に力を入れていた。

涙、笑い、嫉妬、孤独・・・・・

��花のトリオ�≠ﾆして世間から注目され続けてきた3人には、3人にしかわからない様々な思いがあったはずだ。

しかし、その��トリオ�≠烽ｱれが最後。

百恵、淳子、昌子は近づきつつある��別れ�≠�意識しないように、稽古に没頭した。

会場となった日本武道館には、百恵、淳子、昌子のファンが日本中から駆け付けていた。

楽しく、笑いにつつまれたステージ。

だが、ステージが終盤に近づくにつれ、会場は静かになっていった。

3人が「明日に架ける橋」を歌い始めた。
揺れるペンライトの波。

百恵、淳子、昌子は抑えきれなかった涙をこらえながら、しっかりと手をとり、歌い続けた・・・。

百恵、淳子、昌子は、集まってくれたファンの前でそれぞれの夢に向かって歩み始めることを誓い合ったのだ

。

　　　　　「出発 三人娘・涙の卒業式より」

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⇒山口百恵史

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