「潮騒」(山口百恵・三浦友和版)のあらすじ

 このエントリーをはてなブックマークに追加 

「潮騒」(山口百恵・三浦友和版)のあらすじ



続きまして、山口百恵・三浦友和版「潮騒」のあらすじを簡単にご紹介しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

舞台となったのは伊勢湾の湾口にある「歌島」(ロケ地は「神島」)。

 

この「歌島」は人口はわずか千四百人。

 

そして、その殆んどが漁師と海女であるという。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その漁師の中に、一人の若者がいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

久保新治。

 

三浦友和が演じる青年だ。

 

新治は中学を卒業してからすぐに漁師として船に乗り、母親と弟の生活を支えていた。

 

 

 

 

 

 

新治が18歳になった時だった。

 

新治は夕暮れの浜辺で、見慣れない少女と出会った。

 

少女は、一人でポツンと立ちすくみ、暮れていく海と空を見つめていた。

 

 

 

 

 

 

 

その翌日、新治は村の人からその少女の事を聞いた。

 

少女の名前は宮田初江(山口百恵)。

 

村の金持ちの宮田照吉の娘だという。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数日後。

 

強風のため海に出られなくなった新治は、山の観的哨跡に出かけた。

 

すると、そこで水汲みをしている少女に出会った。

 

 

 

初江だ。

 

 

水汲みに慣れない初江は、桶の水を下から登って来た新治にかけてしまったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

二人は笑った。

 

新治と初江。
若い二人は、すぐに惹かれあった。

 

 

 

 

 

 

 

村は狭い。
すぐに噂が広がる。

 

新治と初江は、村の人の目から逃れるために、この観的哨跡を二人の秘密の場所とした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新治に給料が出た日のことだった。

 

新治は、同じ村の川本安夫(中島久之)が初江の入婿になることが決まったという噂を聞いた。

 

初江の父照吉には一人息子がいたが、その息子が死んだ。

 

そのため、初江に婿を取らせるために、よその家に預けていた初江を歌島に呼び出したのだという。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新治は落ち込んだ。

 

そして、新治は帰り道で給料袋を落としてしまった。

 

弟を修学旅行に行かせるための大事なお金だったのだ。

 

 

 

 

 

あせった新治は、落とした給料袋を探しにすぐに浜に戻った。

 

すると、そこに給料袋を拾った初江がいた。

 

 

 

 

 

 

新治は、安夫の入婿のことを初江に問いただした。

 

しかし、初江は笑ってはぐらかした。

 

 

 

 

 

その後も、二人は新治の休漁の日に、観的哨跡で人目を避けるように会い続けた。

 

お互いの想いは募るばかりだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

嵐の日の事だった。

 

休漁になった新治は、二人の秘密の場所である観的哨跡に行き、初江を待っていた。

 

だが、そのうちにうとうとと眠ってしまった。

 

 

 

そこへやってきた初江。

 

激しい雨に降られて、全身がびしょ濡れだった。

 

 

 

初江は濡れた服を乾かすために、焚き火の前で服を脱いだ。

 

 

 

 

その時だった。

 

ふっと新治の目が覚めた。

 

新治の目の前には裸になって立ち尽くす初江。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「見んといて!」

 

 

 

 

 

 

慌てて部屋の端に逃げ出す初江。

 

 

 

 

 

 

 

「何で逃げるんや!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「だって恥ずかしいもん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほなら俺も裸になる。そしたら恥ずかしくないやろ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふんどしを脱ぎ棄てた新治は、火を飛び越えて初江を抱擁した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、ここから先は二人の中を引き裂こうとする村の連中がいろいろと絡んできて大変なのですが、そこは是非本作品を見て頂きたい。

 

 

 

新治が命がけで海に飛び込むシーンは見応えがありますよ!

 

 

 

 

 

 


☆ 今なら山口百恵の映画(14作品)を「U-NEXT」の無料トライアル(体験)で31日間視聴できます。(令和6年10月1日時点の情報)
パソコン、スマホ、テレビに対応しています。
⇒「U-NEXT無料トライアル


* 体験申し込み時に決済方法の選択(クレジットカード、キャリア決済、楽天ペイなど)は必要ですが、31日以内に解約すれば支払いはありません。完全無料です。とはいえ、U-NEXTは他の動画配信サービスよりも作品数が豊富なので、映画・ドラマ好きな方は体験期間終了後に本契約するのもいいと思います。なお、キャリア決済を選択される場合はスマホからの申し込みが必要です。
詳しくは⇒「無料トライアルの申し込み&解約方法


 このエントリーをはてなブックマークに追加 


関連ページ

テレビで山口百恵を見ない日はなくなった・・・
昭和50年。この年は正月から山口百恵はテレビ、ドラマ、コマーシャルに引っ張りだこだった。山口百恵を見ない日はなかったと言って良い。百恵は16歳で既に芸能界でトップスターの地位にいたのだ。
潮騒の島$_島にこだわった三島由紀夫の作品で山口百恵が再び主演女優に
三島由紀夫は「潮騒」映画化の条件としてロケ地を神島に限定した。それほどのこだわりがあったのだ。そして、山口百恵はその「潮騒」の4作目の主演女優に選ばれた。百恵と三浦友和の日を飛び越えるシーンは、その神島で生まれたのだ。
火を飛び越える三浦友和。そして、あまちゃんの「潮騒のメモリー」に
三浦友和が火を飛び越えて全裸の山口百恵を抱擁。映画「潮騒」の名場面だ。時を超え、このシーンはNHK朝ドラ「あまちゃん」の挿入歌「潮騒のメモリー」の一節として使われた。ゴールデンコンビは永遠に人々の記憶に残っているのだ。
山口百恵・桜田淳子・森昌子が「初恋時代」で映画初共演!
花の高2トリオと呼ばれるようになった山口百恵、桜田淳子、森昌子。ついに3人が共演する映画が公開された。「初恋時代」だ。百恵、淳子、昌子が共演するテレビ番組は必ず高い視聴率を取っていたが、やはり映画も同様。大ヒット作品となった。
花の高2トリオ「初恋時代」のあらすじ
山口百恵、桜田淳子、森昌子初共演の映画「初恋時代」。有名デザイナーに会うために上京した3人の女子高校生。ここで3人は冴えない中年男性に出会う。その中年は仕事もせずに熱気球作りに没頭していた。しかし、それにはある理由があったのだ。
芸能人の婚活番組?伝説の「ラブラブショー」に山口百恵・三浦友和が出演!
何組ものカップル、夫婦を生み出した伝説の番組「ラブラブショー」に山口百恵と三浦友和も出演した。だが、この当時の百恵はまだ16歳。友和と交際していたわけでもない。司会の芳村真理につっこまれても笑ってごまかすしかない百恵だった。
「百恵ちゃん祭り」が新宿コマで開催!で高田純次を殴った清川虹子と共演?
山口百恵ファンの夏休みの楽しみと言えば新宿コマ劇場の「百恵ちゃん祭り」。引退するまでに5回開催されたこの祭り。記念すべき第1回は昭和50年の夏だった。山口百恵のミュージカルや歌謡ショーで大いに盛り上がった。
赤いシリーズ≠ナ山口百恵初主演!「赤い疑惑」スタート
赤いシリーズ第2弾「赤い疑惑」で初めて山口百恵が主演女優となった。恋人役には三浦友和。友和は赤いシリーズに初出演。百恵の父親役には「赤い迷路」に続いて宇津井健。この3人の初めての揃い踏みが「赤い疑惑」だったのだ。
「赤い疑惑」のあらすじ
「赤い疑惑」で山口百恵が演じる17歳の少女大島幸子は放射線事故に巻き込まれ白血病に侵される。その幸子を支えていた医大生の相良光夫(三浦友和)は、幸子の実の兄だった。真実を知らされた幸子と光夫は死を選んで厳冬の湖へ・・・
八千草薫が「赤い疑惑」から突然消えた!死去説、重病説流れるも・・・
「赤い疑惑」で山口百恵の母親役として出演していた八千草薫が途中から突然消えた。死去、病気が理由ではない。山口百恵のスケジュールに合わせてドラマ撮影が進行されていたこと、山口百恵の影武者の背中に向かった他の共演者がセリフを言わされたことなどが降板の理由らしい。
山口百恵のファンクラブ誌が乱立?!
山口百恵が歌手としても女優としてもトップスターとなった昭和50年。山口百恵のファンクラブ誌が複数発行されることになった。インターネットがなかったこの時代の若者にとって、会員だけに送られてくるファンクラブ誌は貴重な情報源だったのだ。
山口百恵の主演映画第3弾「絶唱」公開
山口百恵と三浦友和のゴールデンカップルによる映画第3弾「絶唱」が昭和50年に公開された。大江賢次のこの作品は過去に2度、浅丘ルリ子・小林旭、和泉雅子・舟木一夫のコンビで映画化されたが、百恵・友和の同作品はそれらを上回る大ヒットとなった。
「絶唱」のあらすじ
山口百恵と三浦友和のゴールデンカップルによる文芸映画第3弾「絶唱」。裕福な大地主の息子順吉(三浦友和)と貧しい山番の娘小雪(山口百恵)の悲恋を描いた作品で、死んだ小雪に花嫁衣装を着せて結婚式をする順吉のラストシーンが涙を誘う。

13歳 14歳 15歳 16歳 17歳 18歳 19歳 20歳 21歳