「炎の舞」のあらすじ

 このエントリーをはてなブックマークに追加 

「炎の舞」のあらすじ



ゴールデンコンビ山口百恵・三浦友和による主演映画第9弾「炎の舞」

 

 

 

 

 

炎の舞

 

 

 

 

「炎の舞」のストーリーを簡単にご紹介します。

 

 

 

 

浜の男・吉井拓治(三浦友和)は一人の少女に出会った。
少女の名前は久坂きよの(山口百恵)。

 

 

 

 

 

まだ12歳のきよのだったが、その清らかな美しさに拓治は一瞬ドキッとさせられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、拓治は徴兵されたが、無事に兵役義務を終え故郷の山陰に戻ってきた。

 

時は昭和14年の夏。

 

 

 

 

網元の家に生まれた拓治には夢があった。

 

 

 

いつか自分で造った船で南の海に行く

 

 

 

拓治は船の材料となる木を探すために山に入った。

 

すると、そこで再びきよのに出会ったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

少女から大人になったきよのは神秘的なまでに美しい女性になっていた。

 

拓治はきよののことが頭から離れなくなった。

 

 

一方のきよのも逞しく成長した拓治に心を惹かれていた。

 

 

やがて二人は恋に落ちた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、きよのは平家の落人の血をひく娘で山奥の平家部落に住んでいた。

 

そんなきよのと網元の息子である拓治が結ばれるということは村の因習から許されないことであった。

 

 

 

だが、二人は古い因習に逆らい、愛を貫いて結婚した。

 

拓治ときよのは、その強い意志で幸せを手に入れたかに思えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし・・・

 

 

 

 

 

日本は太平洋戦争に突入した。

 

 

若い拓治は当然のように召集されることになった。
きよのは出征する拓治を健気に見送った。

 

 

 

 

 

 

 

戦争は激しさを増していた。

 

拓治は戦場で右足に重傷を負い、佐世保病院に送還された。
その傷は命にかかわる程のものであり、拓治はやつれはてていた。

 

 

そんな拓治をきよのはつきっきりで看病し続けた。
そして、きよのの献身的な看病が効を奏して、拓治は奇跡的に一命を取り留めた。

 

 

 

 

 

 

 

その後も、拓治が静かに闘病生活を送れるように、きよのは山小屋を建てた。

 

やっと訪れた二人だけに時間。
きよのにとって、それは至福の時であった。

 

 

 

 

 

 

やがて拓治はかつてのような健康を取り戻した。

 

だが、それは同時に再び徴兵される危険をもたらすことを意味していた。

 

 

拓治ときよのは戦争の恐怖を忘れるかのように激しく愛を確かめ合った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、運命は残酷だった。
拓治に再び召集令状が届いたのだ。

 

 

 

あの人はうちのもんや、誰にもわたせへん

 

 

 

底知れぬ恐怖心がきよのを襲う。
拓治に対するきよのの独占欲はあふれんばかりに高まっていった。

 

 

 

 

 

 

きよのは能面をつけて一心不乱に舞い続けた。

 

 

 

 

 

 

それはきよのの執念の叫びだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

拓治は戦地へと向かった。

 

 

 

 

 

きよのは狂った。

 

きよのは一人、凍てついた山に入っていった。
拓治の思い出を胸に抱き、お百度を踏んだ。

 

やがてきよのは倒れ込み、意識を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

長い時間を経て、きよのは意識を取り戻した。

 

だが、家に帰り仏壇を見ると、そこには拓治の写真が・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全てを悟ったきよのは、その長い黒髪を切り落とし、仏壇に供えた。

 

そして、拓治の後を追って深い海に身を沈めていったのだ・・・

 

 

 

 

 

 


☆ 今なら山口百恵の映画(14作品)を「U-NEXT」の無料トライアル(体験)で31日間視聴できます。(令和6年3月1日時点の情報)
パソコン、スマホ、テレビに対応しています。
⇒「U-NEXT無料トライアル


* 体験申し込み時に決済方法の選択(クレジットカード、キャリア決済、楽天ペイなど)は必要ですが、31日以内に解約すれば支払いはありません。完全無料です。とはいえ、U-NEXTは他の動画配信サービスよりも作品数が豊富なので、映画・ドラマ好きな方は体験期間終了後に本契約するのもいいと思います。なお、キャリア決済を選択される場合はスマホからの申し込みが必要です。
詳しくは⇒「無料トライアルの申し込み&解約方法


 このエントリーをはてなブックマークに追加 


関連ページ

山口百恵・三浦友和の餅つきに警官出動?!
正月の東宝映画「霧の旗」のヒット祈願として主演の山口百恵と共演者の三浦友和による餅つき大会が新宿で開催された。しかし、新宿の予想を上回る数のファンが殺到し人命に危険が生じたため四谷署から警官が出動。餅つき大会は僅か3分で中止となった。
大阪梅田コマで百恵ちゃん祭り?!
昭和53年1月。百恵ちゃん祭りが大阪梅田コマで開催された。山口百恵見たさに大量の大阪人が集まった。大阪百恵ちゃん祭りは大盛況に終わったが、大阪での開催は1度きりだった。
大島渚を殴った野坂昭如に歯を磨かせた山口百恵
「火垂るの墓」や「おもちゃのチャチャチャ」そして大島渚を殴ったことで有名な野坂昭如は戦争が終わってから歯を磨いたことがなかった。しかし、テレビで山口百恵と共演することとなり、野坂昭如は33年の時を経て歯を磨いたのだ。
伊藤博文の妻・梅子を演じた山口百恵
明治維新の立役者であり初代内閣総理大臣となった伊藤博文とその妻・梅子の生涯を描いたTBSドラマ「風が燃えた」で伊藤博文の青年時代を三浦友和が、そして妻梅子を山口百恵が演じた。ドラマは驚異的な視聴率を叩きだした。
「風が燃えた」のあらすじ
近代日本黎明期に活躍した初代内閣総理大臣伊藤博文の、松下村塾入門から暗殺までの生涯を描いたドラマ「風が燃えた」。伊藤博文の青年期「俊輔」を三浦友和が、そしてその妻・梅子を山口百恵が演じた。後半の壮年期は平幹二朗と三田佳子。超豪華キャストによる圧巻のドラマだ。
萩本欽一がスター誕生を辞めた時・・・
歌手山口百恵の原点「スター誕生」。その番組の司会を務めていた欽ちゃん≠アと萩本欽一が降板した。スタ誕内でお別れ会が開催された。森昌子、桜田淳子ら卒業生が一堂に集まった。そこで、泣かない女≠ニ呼ばれた山口百恵が涙したのだ。
スキャンダルの帝王ジェームス三木の脚本に挑戦!
ゴールデンコンビ山口百恵・三浦友和の映画第8弾はジェームス三木脚本の「ふりむけば愛」。百友映画初めての完全オリジナル脚本だ。スキャンダルの帝王ジェームス三木が書いた作品だけあって山口百恵・三浦友和にとって新境地となる映画になった。
「ふりむけば愛」のあらすじ
ジェームス三木書下ろしの映画「ふりむけば愛」。平凡に生きてきた石黒杏子(山口百恵)とサンフランシスコで自由奔放に生きる田丸哲夫(三浦友和)が出会い恋に落ちていくというラブストーリーだ。百友映画では珍しくハッピーエンドとなっている。
親友アン・ルイスとアメリカへ
「六本木心中」「あゝ無情」などでロックの女王に君臨したアン・ルイス。山口百恵の芸能界における唯一の親友だった。引退後の山口百恵がアン・ルイスの「ラ・セゾン」の作詞をしたことでも二人の友情は有名だ。そんな二人が仕事を休んでアメリカに旅行に行った。
作詞家「横須賀恵」の処女作「銀色のジプシー」を百恵ちゃん祭りで披露
第4回百恵ちゃん祭りで山口百恵は選曲、衣装選び、構成などの舞台作りにも積極的に参加した。また「横須賀恵」として初めて作詞した「銀色のジプシー」を舞台で歌った。山口百恵は本物のアーティストに進化していったのだ。
山口百恵詐欺事件の犯人は今・・・
東京目黒の交通安全運動に「山口百恵が出る」という嘘の情報が流れた。ニセ情報を信じた山口百恵ファンが一斉に目黒に集まった。目黒署は対応に追われた。山口百恵にまつわる怪情報は社会を大混乱に陥らせるほどの影響力を持っていたのだ。
山口百恵が未婚の母に・・・
TBSドラマ「人はそれをスキャンダルという」で山口百恵が未婚の母を演じることになった。相手役は永島敏行。さらには、夏夕介、篠田三郎。様々ま男性との出会いと別れを繰り返しながら、一人息子を育てていく女性の波乱万丈の物語だ。
「人はそれをスキャンダルという」のあらすじ
山口百恵演じる小野寺信子は父の死後、異母妹に振回されたり、ある男性の子供を妊娠するも結婚はせず未婚の母となるなど波乱万丈の人生を送るようになった。「人はそれをスキャンダル」は山口百恵にとって初めて挑戦するジャンルのドラマだった。
若い頃の浅丘ルリ子が演じた『執炎』(しゅうえん)きよのを山口百恵が
若い頃の浅丘ルリ子が演じた『執炎』(しゅうえん)の「久坂きよの」を山口百恵が演じることになった。相手役は三浦友和で映画タイトルも「炎の舞」と変わった。大女優・浅丘ルリ子でもヒットしなかった同映画に山口百恵が挑戦したのだ。
「プレイバックPart2」で山口百恵が紅白歌合戦史上最年少のトリに!
山口百恵が19歳でNHK紅白歌合戦のトリを務めた。ベテラン大物演歌歌手だけがトリを務めていた当時の紅白では異例中の異例。しかも史上最年少記録だ。歌は「プレイバックPart2」。山口百恵は日本歌謡界の歴史を変えたのだ。

13歳 14歳 15歳 16歳 17歳 18歳 19歳 20歳 21歳