山口百恵と三浦友和がそろってテレビ(夜のヒットスタジオ)に出演

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山口百恵と三浦友和がそろってテレビ(夜のヒットスタジオ)に出演



昭和49年12月に公開された東宝映画「伊豆の踊子」

 

山口百恵の初主演映画ということで、この映画は世間の注目を集めた。

 

 

 

百恵が演じる主人公の薫は「古風な髪型が良く似合う美しい少女」(原作)だ。

 

大正時代の伊豆を中心にして繰り広げられる物語であり、今まで現代ドラマの出演しか経験のなかった百恵が初めて和服姿に古風な髪を結った。

 

 

 

 

 

 

しかし、この映画で一部の若い男性達が大騒ぎしていたのが、原作どおりに「薫」すなわち百恵が岩風呂に入るシーンがあるのかどうかであった。

 

つまり百恵が裸になるのか、だ。

 

 

 

「今までの作品とはちがったものにします」

 

 

 

撮影に入る前の百恵はこういってその意気込みを表現した。

 

 

 

「も、もしかして・・・」

 

 

 

一部の若者達は食い入るようにスクリーンの前で目を見開いていた。

 

 

で、このシーン。

 

 

 

 

 

 

もちろん、デビューしたばかりの15歳の女の子のヌードなどあるはずもない。

 

 

しかし、現場でこのシーンに臨む百恵には相当の覚悟がいったはずだ。
撮影前の発言通りに、相当の意気込みで百恵はこの映画に取り組んだのだ。

 

 

 

 

 

 

「伊豆の踊子」の公開に合わせて、主人公の百恵と相手役の三浦友和が当時の人気歌謡番組「夜のヒットスタジオ」にそろって出演した。

 

友和は普段着での出演だったが、百恵は薫に扮して踊子姿で登場したのだ。

 

 

 

 

 

 

映画は大ヒットした。

 

だが、まだこの頃の百恵と友和を世間は「ゴールデンコンビ」とは呼んでいなかった。

 

 

 


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